抵当権
抵当権とは、金融機関が土地や建物などの不動産を担保にする権利のことです。住宅ローンの返済が滞ったときのために、あらかじめ土地や建物を担保としておくものです。そのため、住宅ローンを組むにあたり、金融機関から宅地や家の抵当権の設定を求められます。
万が一、月々のローンの返済が滞ってしまうと、抵当権を設定した家や土地は差し押さえられる場合があります。3ヶ月以上住宅ローンを延滞すると、督促状が届き、半年延滞すると、金融機関がいつ抵当権を実行してもおかしくない状況に陥ります。
抵当権を実行した際は競売の手続きに進みます。競売が実行された後に新たな物件所有者が入居者に対して建物の明け渡しを求めた場合は、半年間の猶予期間を経て退去しなければならなくなります。